きぜん
恐れている。
恐れて見失っている。
毅然とした態度などと、何を恐れて見失っているのか。
恐れている時の表現。それが毅然とした態度、という言い方。
そして短絡的な、選択をしやすいとても危険な状態。大切なモノを、見失ってしまっている。
恐れているのを、悟られぬように、より高圧的な態度を取ろうとする。
その危険信号が、毅然とした態度という表現になる。
比較的、アタマの悪い表現。そして基本的には、敵対してしまう表現。
敵対も、対等や相手有利の場合は、ややこしくなる。チカラ関係でややこしくさせる。
敵対にしなければいい。知恵を使って、焦点をずらせばいい。
大切な所に、焦点をずらせばいい。
大切な所は、存在。誰でも自分の存在を、何よりも大切にする。
そこに焦点を、ずらして考えていく。敵対して、双方存在を傷つけるようになれば、取り返しがつかなくなる。
そんなコトをしても、のちのち何の価値もない。汚点が残るだけ。
焦点は、存在。くだらない、エゴイズムのぶつかりではなく、焦点は双方の存在に置く。
もうエゴイズムから、抜け出さなくてはならない時代。いつまでも、そこで足踏みでは、原始的すぎる。
毅然という態度というのは、恐れを含み見失っているコトが多い。この表現が出てくる時は、気をつけなければいけない。ただの、力ずくのやり方になっていないか、注意する必要がある。毅然ではなく悠然、そして相手の存在を肯定する。それが何よりも重要と、言える。