そまる
染まらなければ、その世界を知るコトは、できない。
その世界に染まるコトで、ヒトは、生活していける。
当たり前に思えるコトほど、より強く染まっている。
染まるほど生きやすくて、染まれなければ生きづらくて。
それでも、染まりすぎれば違和感を感じたりする。
自分じゃないような、自分がいないような、違和感に襲われる。
自分の存在が薄まるほど、とても不安定で脆くなる。
自分という色が必要。存在している証拠が、とても欲しくなる。染まらない部分、自分の色の箇所がなければ、存在理由も見失う。
染まりすぎての不安と、染まらないコトでの生きづらさ。
自分という存在と、さまざまな、世界の色との折り合い。
自然の中であれば、違うモノばかりの中の自分。敵もいる中で、不安になるヒマもない。
ただ、ヒトの中の自分は、埋没してしまう。敵はいないが、それだけに比べられる。
染まりながら、比べられもする。結局比べるのも、不安になるのも、ヒマだからかもしれない。
生きているコトは、それだけで勝利者なのに、それを忘れて不安がっているのかもしれい。
結局自分なんてのを意識するのは、ヒマな人間の、お遊びなんだとも思う。
今日まで生きているという事実は、勝利者である証で、それだけでありがたい。色があろうがなかろうが、そんなモノは、とても贅沢な戯言なのかもしれない。